春の花
代表的な花々
- 1.ボタン
場所:牡丹園他- 原産は中国で、日本には西暦700年代(奈良時代)に渡来したといわれています。品種数も多く、花色もさまざまで、そのあでやかさは格別です。中国では、元は薬用に栽培されていましたが、唐代以降、牡丹は「花の王」として他のどの花よりも愛好されてきました。
- 2.エゴノキ
場所:美術館前- 下向きに付く可憐な花が特徴的。果皮にはエゴサポニンが含まれていて、新鮮な果実を洗濯石鹸の代わりにできる。
- 3.エビネ
場所:四睡庵南側- 昭和50年代に流行し、さまざまな色変わりが見出された。名前の由来は根茎の形による。
- 4.カキツバタ
場所:菖蒲田北側- 愛知県の県花である、これを『伊勢物語』で在原業平が詠ったとされる。
- 5.ヤマブキ
場所:瑞龍亭西側、虎仙橋- 一重と八重とがあり、八重咲きのものは結実しない。英名、ジャパニーズローズ。
- 6.アマドコロ
場所:大曽根の瀧- もともと山野に生育する種。若芽、根茎ともに食用とされ美容によいとされる。
- 7.サワフタギ
場所:虎の尾- 晩春に虎の尾(渓流)をふさぐように枝が伸びる。名前の由来は沢の蓋となる木から。
- 8.シャガ
場所:大曽根の瀧、虎仙橋- 中国原産でかなり古くに日本に入ってきたものと考えられている。
- 9.シロヤマブキ
場所:瑞龍亭西側等- 山吹と同科で雰囲気もよく似るが、花弁の数が山吹(一重)が5枚なのに対し、シロヤマブキは花弁が4枚。
- 10.タニウツギ
場所:虎の尾- 田植えの時期に咲くことからタウエバナの別名がある。
- 11.ツツジ
場所:龍仙湖周辺(キリシマツツジ、ヒラドツツジ、サツキツツジ) 四睡庵西側(ミツバツツジ) 四睡庵南西側(モチツツジ)- 春を代表する木。種類によって花の色も赤、白、桃色などさまざま。また開花時期も異なり、長い期間楽しめる。
- 12. ドウダンツツジ
場所:四睡庵西側- ちょうちん型の花が特徴的なツツジ。名前の由来は枝の伸び方が灯台(室内用照明)のようであることから。
- 13.ハクウンボク
場所:虎の尾- この名前からか寺院によく植えられている。エゴノキと似る下向きの白い花をつける。名前の由来は白い雲が多数木にかかったように見えることから。
- 14.ヒトツバタゴ
場所:四睡庵南側- かわいらしい花が木全体につく。日本では愛知県、岐阜県、対馬にのみ自生する珍木。別名、なんじゃもんじゃ。
- 15.ヤマボウシ
場所:虎仙橋、大曽根の瀧- アメリカハナミズキの原種。アメリカハナミズキと比べ半月ほど遅くに開花。野趣あふれる。
- 16.リキュウバイ
場所:四睡庵南側- 茶花としてよく用いられる。名前の由来は、茶花にふさわしいため茶人の千利休にちなんでいる。